素材・工法について

竹小舞下地の土壁

竹小舞下地ってなに?

現在、家の壁の下地は「ボード下地」が一般的です。
その反面、竹小舞下地は珍しいものになってしまいました。

竹小舞下地の「竹小舞」とは土壁を塗る際の下地に使う竹のことです。
柱に小さな穴をあけ、小舞竹といわれる割竹を横に渡し、さらに竹を交差するように組まれたものが、「竹小舞下地」となります。

この上から左官職人が土壁を塗っていきます。漆喰を塗ってしまうと、下地はわかりません。


竹小舞下地の様子 キズリ下地
竹小舞下地の様子 昔からの壁下地(キズリ下地)
この下地に左官の手が入ります。
左官職人が塗ってる様子 小舞下地荒壁塗り
左官職人が塗ってる様子 小舞下地荒壁塗り

土壁について

土壁は断熱材を使わず、「土」と「藁」を使い、夏は涼しく冬は暖かい住宅を作るのです。

老後が安心できる家、小さいお子さんがいる方、化学建材をなるべく使いたくない方には、合っているのではないでしょうか?

土をまぜる様子 実際に塗るときの状態
土をまぜる様子 実際に塗る時の状態

土壁の長所と短所

短所 長所
工期が長い
(小舞編み、下塗り、裏返り塗り、中塗り、上塗り)
調湿効果(夏は涼しく、冬は暖かい)
コストがかかる 遮音性(空洞がなく一定の厚さがあるため、音が響きにくい)
冬場などは水分が凍る可能性 自然素材だから身体に優しい

これは左官工事を取り入れないと得られない環境です。建てる前に一度考えてみてください。

昔は当たり前だったことが今では、機械された住宅、工場製品化された既製品に変わり、ここ本来の職人の姿は見えません。
本来の職人の姿を取り戻し、伝統工法を絶やさないでいきたいものですね。

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